中東 未解決

「シリア上空のUAPの瞬間的な加速」と題された約5分の赤外線映像(2021年)

機密ネットワークにアップロードされていた5分2秒の映像。アップロードした人物が、強調処理や再生速度を変えた映像を、順に並べています。

映像は米国防総省の公式配信サービス DVIDS から再生されます。再生できない場合は DVIDS公式ページ でご覧ください。

発生場所
シリア(題名による)
発生時期
2021年
提出元
AARO(機密ネットワーク上の資料)
記録手段
赤外線センサー(AAROの推定)
映像の長さ
5分2秒
資料番号
DOW-UAP-PR051

2026年3月6日、米下院議員8人が、国防総省と情報機関が保有しているとされる、UAP関連の可能性がある51件の記録の開示を求めました。AAROは、機密ネットワーク上にある該当資料の一群を特定しました。これらの資料の多くは、保管・管理の経緯(チェーン・オブ・カストディ)が裏付けられていません。AAROは、この映像(アップロードした人物が付けた題名は「Syrian UAP instant acceleration」)は、2021年に米中央軍の担当区域で運用されていた米軍プラットフォーム搭載の赤外線センサーに由来する可能性が高いと評価しています。アップロードは2024年6月です。映像は、機密ネットワークにアップロードされる前にデジタル加工されており、受け取ったままの状態で公開されています。国防総省のPURSUE第2弾(2026年5月22日)で公開されました。

映像の描写(AARO)

00:01〜00:19:センサーは、コントラスト領域を画面の中央に保つようにパンします。00:20〜00:21:センサーが領域の追尾をやめ、領域は画面の右側から急に出ていきます。00:22〜00:27:映っているものはありません。00:27〜00:29:黒い画面に、「white edge threshold enhancement in attempt to highlight UAP shape. Original clip excerpt at 100% speed.」(UAPの形を際立たせるための、白いエッジの閾値の強調処理。原クリップの抜粋、100%の速度)と表示されます。00:30〜00:50:デジタル加工を加えて、映像が再生されます。00:51〜00:53:黒い画面に「50% speed.」(50%の速度)と表示されます。00:54〜01:05:デジタル加工を加えて再生されます。01:06〜01:08:黒い画面に「25% speed.」(25%の速度)と表示されます。01:09〜01:35:デジタル加工を加えて再生されます。01:36〜01:41:黒い画面に「B/W values inverted, picture zoomed」(白黒の値を反転、画像を拡大)と表示されます。01:42〜02:03:デジタル加工を加えて再生されます。02:04〜02:09:黒い画面に「full original clip TRT: 2:52」(原クリップの全編、総再生時間2分52秒)と表示されます。02:10〜03:49:元の解像度で、遠くをズームした状態の、コントラスト領域の映像が再生されます。03:50〜04:02:センサーが急速にズームインとズームアウトを繰り返します。04:03〜04:28:センサーが焦点を合わせてズームインし、コントラスト領域に照準(レティクル)をロックします。04:29〜05:01:00:20〜00:21の場面、つまりセンサーが領域の追尾をやめ、領域が画面の右側から急に出ていく場面が、再び再生されます。

この描写は情報提供のためのもので、事案の妥当性・性質・重要性についての分析上の判断や結論を示すものではない、とAAROは注記しています。

編集部より

題名や画面に出る文言は、機密ネットワークにアップロードした人物が付けたものです。AAROは、これらの資料の多くで出所の裏付けが十分でないと注記しています。題名の「瞬間的な加速」や、画面の「UAPの形を際立たせる」という文言は、アップロードした人物の表現・注記で、AAROの描写では、センサーが追尾をやめたために領域が画面から出ていった場面として述べられています。

資料出典:米国防総省「war.gov/UFO」/ 映像配信:DVIDS。 本文はAARO(全領域異常解決室)が公開した英文の資料説明を編集部が日本語化・要約したものです。米政府職員が職務上作成した著作物はパブリックドメインです。

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