UAPとは?UFOとの違いと最新の政府報告

米国防総省が UFO に代えて使う公式の呼称

UAPは Unidentified Anomalous Phenomena の略で、日本語では「未確認異常現象」と訳されます。米国防総省がUFOに代えて用いている公式の呼称であり、近年のニュースで「UFO」ではなく「UAP」と報じられるのはこのためです。

このページの内容

UAPとは

  1. 1UAPの意味と正式名称

    UAPは当初 Unidentified Aerial Phenomena(未確認空中現象)の略として使われていましたが、2022年に米国防総省が Unidentified Anomalous Phenomena(未確認異常現象)へと定義を改めました。Aerial(空中の)から Anomalous(異常な)へ変わったことで、空中に限らず、水中や宇宙空間、あるいはそれらの境界で観測された事例までを同じ枠組みで扱えるようになっています。

  2. 2UFOとUAPの違い

    両者が指す対象は大きく重なりますが、含みが違います。UFOは長年の使用のなかで「宇宙人の乗り物」というイメージと結びついてしまい、軍や政府が公式文書で使うと、報告そのものが色眼鏡で読まれてしまうという実務上の問題がありました。UAPはこの含みを持たない中立な語として選ばれています。また「飛行物体(Flying Object)」という語は、それが物体であることを前提としてしまいますが、実際の報告にはセンサーの誤作動や大気光学現象と区別がつかないものが多数含まれます。UAPは「現象(Phenomena)」という語を選ぶことでこの前提も外しています。

  3. 3米国防総省が公開した映像と年次報告

    2020年に米国防総省は、海軍のパイロットが赤外線カメラで記録した映像を公式に公開しました。いわゆる「ティックタック型」と呼ばれる物体が映ったものを含む複数の映像です。その後、国家情報長官室(ODNI)が議会向けにUAPの年次報告を提出する体制がつくられ、報告件数と、そのうち気球・ドローン・大気現象として説明がついた件数が公表されるようになりました。重要なのは、公開されたことは「未知の技術である」ことを意味しないという点です。報告の大半は説明がつくか、データ不足で判断保留とされています。

  4. 4日本での扱い

    日本では2020年に防衛省が、自衛隊機が特異な物体に遭遇した場合の記録・報告手順を定めた指針を示しています。これはUAPの実在を認めたものではなく、遭遇時に映像や位置情報を確実に残すための手続きを整えたものです。UFO.JAPANでは、米軍・政府機関が公開した映像を日本語の解説付きで「UAP公開映像アーカイブ」にまとめています。

よくある質問

  1. QUAPとは何の略ですか?

    Unidentified Anomalous Phenomena の略で、日本語では「未確認異常現象」と訳されます。以前は Unidentified Aerial Phenomena(未確認空中現象)の略とされていました。

  2. QUAPとUFOはどう違いますか?

    指す対象はほぼ重なりますが、UFOには「宇宙人の乗り物」という含みが付いてしまったため、中立な公式用語としてUAPが使われています。またUAPは空中に限らず水中や宇宙空間の事例も含み、物体とは限らない現象も対象にできます。

  3. QUAPが公開されたということは、宇宙人の存在が認められたのですか?

    いいえ。公開されているのは「説明がついていない観測記録がある」という事実までです。年次報告では報告の多くが気球・ドローン・大気現象として説明され、残りはデータ不足による判断保留とされています。

空で見た「正体のわからないもの」を記録に残す

言葉の定義どおり、正体が特定できなかったものだけが未確認飛行物体です。日時・場所・方角・色・動き方をメモに残しておくと、同じ時刻に別の場所から見ていた人の投稿と照合できます。

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