UFO写真ガイド

世界と日本の有名なUFO写真10選

本物として語り継がれた画像は、いま何がわかっているのか

「UFOの写真」と検索したとき出てくる画像の多くは、出所のわからない加工画像です。ここでは撮影の経緯が記録に残っていて、専門家や当局が実際に検証の対象とした10件だけを取り上げます。本物と断定された写真は1枚もありませんが、それでも説明が付ききっていないものは残っています。

このページの内容

有名なUFO写真

  1. 1マクミンビル事件(1950年・米オレゴン州)

    1950年5月11日、オレゴン州マクミンビル近郊の農場でポール・トレント夫妻が撮影した2枚の写真です。妻のイヴリンが夕方に金属質の物体を見つけ、夫がカメラを取ってきて撮影したもので、地元紙からLIFE誌に転載され世界的に知られました。1969年の米空軍のプロジェクト・ブルーブック終了時に行われたコロラド大学の検証(コンドン報告)では、数少ない「説明が付かない」事例として扱われています。一方で、手前の電線から吊り下げた小型の模型で再現できるという指摘も繰り返し出されており、決着はしていません。

  2. 2トリンダーデ島事件(1958年・ブラジル)

    1958年1月16日、ブラジル海軍の練習艦アルミランテ・サルダーニャの甲板から、写真家アリルド・バラウナが撮影した4枚の連続写真です。土星形(円盤に環)の物体が島の上空を横切ったとされ、ブラジル海軍が現像に立ち会ったことから公式性が高い事例として扱われてきました。ただし撮影者が過去に合成写真を作った経歴を持つことが後年指摘され、評価は割れています。

  3. 3ラボック・ライツ(1951年・米テキサス州)

    1951年8月、テキサス州ラボックで大学教授らが夜空を横切るV字型の光の列を目撃し、その後カール・ハートJr.という学生が5枚の写真を撮影しました。編隊を組んだ光として写っており、米空軍が本格的に調査した最初期の写真事例のひとつです。ブルーブックの調査では、当時その地域を渡っていたチドリ類の腹面が街灯を反射したものだという説明が採用されましたが、目撃者の証言との食い違いを指摘する声も残りました。

  4. 4ワシントンD.C.上空事件(1952年・米国)

    1952年7月、ワシントンD.C.上空でレーダーに正体不明の反応が複数回現れ、迎撃に上がった戦闘機のパイロットも光を目視した事件です。写真そのものより、レーダー記録と目視が同時に揃った点で重要視されました。米空軍は気温逆転層によるレーダーの異常伝搬が原因と説明し、この事件をきっかけに「空飛ぶ円盤」に代わる中立な用語としてUFOが公式に採用されていきます。

  5. 5ベルギーUFOウェーブ(1989〜1990年・ベルギー)

    1989年11月から翌年にかけてベルギー各地で三角形の物体が相次いで報告され、ベルギー空軍がF-16を発進させてレーダー追尾まで行った異例の事案です。「三角形のUFO」という形のイメージが世界に広まった直接のきっかけがこの事件で、1990年4月にパトリック・マレシャルという人物が撮影したとされる三角形の写真が象徴的に使われてきました。ただしこの写真は2011年、撮影者本人が発泡スチロールで作った模型だったと告白しています。三角形の目撃報告そのものは写真とは別に多数残っています。

  6. 6フェニックス・ライツ(1997年・米アリゾナ州)

    1997年3月13日の夜、アリゾナ州フェニックス周辺で数千人が巨大なV字型の光の列を目撃し、多数の写真と動画が残された事例です。当時のアリゾナ州知事も後年になって自ら目撃したことを認めています。米空軍は同日夜に演習で投下した照明弾によるものと説明しましたが、照明弾は目撃時刻の一部としか一致せず、前半の目撃については説明が付いていないとする研究者もいます。

  7. 7甲府事件(1975年・山梨県甲府市)

    1975年2月23日、甲府市の小学生2人がブドウ畑で着陸した物体と搭乗者を目撃したと証言した、日本でもっとも有名なUFO事件です。写真そのものは残っていませんが、現場から採取された物体の付着物が分析にかけられ、地元紙とテレビが大きく報じました。日本のUFO報道の原型になった事件で、現在も甲府市内には目撃地点を示す記念碑があります。

  8. 8介良事件(1972年・高知県高知市)

    1972年8月、高知市介良地区で中学生たちが灰皿ほどの大きさの小型物体を捕まえ、自宅に持ち帰ったと証言した事件です。物体は繰り返し消失と再出現をしたとされ、最終的に行方不明になりました。国内では珍しく複数の少年が同じ物体に触れたと証言している事例で、当時のスケッチが資料として残っています。

  9. 9石川県羽咋・ハクイの伝承(江戸時代・日本)

    石川県羽咋市には「そうはちぼん」と呼ばれる、シンバル状の物体が空を飛んだという江戸期からの伝承が残っています。写真ではありませんが、日本におけるもっとも古い未確認飛行物体の記録のひとつとして扱われ、市内にはこの伝承をテーマにした博物館が設けられています。近代以前の日本にも空の異常を記録する習慣があったことを示す資料です。

  10. 10米国防総省が公開したUAP映像(2017年・2020年公開)

    2017年に報道され2020年に国防総省が正式に公開した「FLIR1」「GIMBAL」「GOFAST」の3本は、現時点でもっとも公的な裏付けのある画像資料です。いずれも海軍の戦闘機の赤外線カメラが記録したもので、国防総省は「本物の映像であり、写っている物体は未確認のままである」と認めています。写真と違って撮影機材・日時・部隊が特定できるため、真偽ではなく解釈が議論の対象になっている点が従来のUFO写真と決定的に異なります。

実際に投稿されたUFO写真

UFO.JAPANに寄せられた写真の中から、閲覧の多いものを紹介します。どれも撮影者本人が投稿したもので、コメント欄では正体についての見解が交わされています。

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よくある質問

  1. Q本物と確定したUFOの写真はありますか?

    公的機関が「宇宙由来の物体が写っている」と認定した写真は1枚もありません。米国防総省が公開したUAP映像は「映像は本物で、写っている物体は未確認」という位置づけで、正体が特定されたわけではない点に注意が必要です。

  2. Q日本で撮影された有名なUFO写真はありますか?

    日本で広く知られている事例は甲府事件(1975年・山梨県)と介良事件(1972年・高知県)ですが、いずれも決定的な写真は残っていません。現在の日本の目撃記録は、スマートフォンで撮影されて投稿された写真が中心になっています。

  3. Q三角形のUFOの写真はどこから広まったのですか?

    1989年から1990年にかけてベルギーで相次いだ目撃報告と、そのとき撮影されたとされる1枚の写真がきっかけです。ただしこの写真は2011年に撮影者本人が模型だったと告白しています。三角形の目撃報告そのものは写真とは別に多数残っています。

  4. Qネットで見かけるUFO画像はなぜ信用できないのですか?

    撮影日時・場所・撮影者がたどれない画像がほとんどだからです。検証に必要なのは画像そのものより、いつどこで誰がどんな機材で撮ったかという情報です。この4点が欠けている画像は、本物か偽物かを判断する手がかりがありません。

その1枚、まだ誰も見ていないかもしれません

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