【今日は何の日】50年前の今日、東京・岐阜・愛知・大阪で同時多発UFO目撃騒動 正体は「火球」
1976年9月5日の夜、日本各地でばらばらの方角に「青白く燃える火の玉」が目撃され、警察や気象台への問い合わせが殺到する騒動がありました。ちょうど50年前の出来事を編集部が振り返ります。
米政府のUAP資料公開が続く2026年ですが、日本にも半世紀前に全国規模の目撃騒動があったことはあまり知られていません。1976年9月5日、ちょうど今日から50年前の夜に何が起きたのかを振り返ります。
東京・大阪・愛知で相次いだ「火の玉」通報
1976年9月5日午後7時ごろ、東京・岐阜・愛知・大阪など広い範囲で「青白く燃える火の玉が飛んだ、UFOではないか」という目撃者が相次ぎました。東京都内では東京駅から皇居方面へ、大阪では北部の上空を東から北へ、愛知県の刈谷市と安城市ではパトロール中の警察官が上空を移動する光を目撃したと証言しています。警視庁や大阪府警、各地の気象台、新聞社には問い合わせの電話が相次ぎ、一時は騒然となりました。
方角はばらばら、時間帯だけが一致するミステリー
この一件が注目されたのは、目撃地点によって光が飛んだ方角の証言がまちまちだったことです。東京・大阪・愛知でそれぞれ異なる方向へ移動する光として報告されながら、目撃された時間帯は「午後7時ごろ」でほぼ一致していました。同じ現象を離れた土地から見ていたのか、まったく別の現象がたまたま重なったのか、当時の報道でもはっきりとした結論は出ていません。
京大花山天文台は早い段階で「火球」と説明
騒動を受けて京都大学花山天文台は「流星が大気中で燃え尽きずに地表近くまで達し、明るく輝きながら落下する『火球』現象ではないか」との見方を早期に示し、UFO説は次第に沈静化しました。火球は肉眼でもはっきり見える明るい流星の一種で、日本国内では現在も年に数回、SNSなどで目撃報告が話題になります。広範囲かつ複数地点からほぼ同時刻に報告が集まりやすいのも、火球現象の特徴のひとつです。
編集部注:本記事は毎日新聞1976年9月6日付朝刊の記事内容を紹介した「雑学ネタ帳」の記事をもとに、編集部が事実関係を整理してまとめた50年前の事案の振り返りです。当時の目撃証言をもとにしたものであり、政府機関や研究機関が現象の正体を最終的に断定した記録ではありません。
出典: 雑学ネタ帳(毎日新聞1976年9月6日付朝刊をもとに紹介) (本文は同出典の報道内容を編集部が要約したものです)
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