ドイツの民間UFO通報センター、1万4000件を解明 1日3〜6件の目撃報告が集まる
ドイツ・ヘッセン州に拠点を置く民間のUFO通報センター「CENAP」が、2026年8月までにおよそ1万4000件の目撃報告について正体を突き止めていたことが、ユーロニュースの取材で明らかになりました。通報は1日3〜6件寄せられ、その多くは航空機や人工衛星、気球だったといいます。
ドイツ・ヘッセン州リュッツェルバッハにある民間団体CENAP(異常な天空現象の中央研究ネットワーク)が、ユーロニュースの取材に応じました。代表を務めるのはアマチュア天文家のハンスユルゲン・ケーラー氏で、同氏は「私たちはドイツ語圏で最も忙しい通報センターだ」と話しています。
1日3〜6件、これまでに約1万4000件
CENAPに寄せられる目撃通報は1日あたり3〜6件。ケーラー氏らのチームは、2026年8月までにおよそ1万4000件の事例について正体を突き止めたとしています。米国防総省による一連のUAP資料公開で関心が再燃し、問い合わせは増えている状況です。
正体の多くは「空にある見慣れないもの」
記事によると、通報の正体として多いのは、航空機やヘリコプター、人工衛星やロケットの機体、流星や明るい恒星・惑星といった天文現象、気象観測用や装飾用のバルーン、そしてイベント会場から空に放たれるレーザー光です。いずれも珍しいものではありませんが、見慣れない時間帯や角度で目に入ると「説明のつかない光」に見えるという構図です。
調査に入るには日時・方角・画像が要る
CENAPは科学的な分類を重視しており、調査に着手する前に、目撃した日付と時刻、場所、空のどの方角だったか、写真や動画といった資料の提出を求めます。裏を返せば、これらがそろわない通報は情報不足のまま判定できずに残ることになります。ケーラー氏は解明できなかった事例があることも認めたうえで、それが地球外からの訪問者の証拠になるわけではない、という立場を崩していません。
有名な赤外線映像「ギンバル」はバルーンだと見る
ケーラー氏は、米海軍機が撮影したとされる有名な赤外線映像「ギンバル」についても言及し、写っているのはバルーンにすぎないと確信していると述べました。物体が回転しながら移動しているように見えるのは、撮影している航空機と物体との相対的な動きによるもの、という見方です。同氏がこのテーマに取り組み始めたのは1973年ごろで、11歳のときにテレビで月着陸を見たことが天文への入り口だったといいます。
編集部注:CENAPは政府機関ではなく、民間の研究ネットワークです。本記事はユーロニュース(Euronews Next)の報道をもとに編集部が独自にまとめたもので、同団体の分析はドイツ政府の公式見解ではありません。
出典: Euronews Next(2026年8月9日) (本文は同出典の報道内容を編集部が要約したものです)
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