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【特集】UFOファイル第5弾を読む アフガン上空の巨大三角形、25個の光球、そして25分進んだ腕時計

2026-08-14 62 views 0コメント

米国防総省は2026年8月7日、UAP資料公開プロジェクト「PURSUE」の第5弾として41件の資料を公開しました。星空を覆い隠した全長150メートル級の三角形、ガンシップが記録した25個の光球、そしてFBIの聞き取りに残された「腕時計が25分進んでいた」という証言。編集部が今回の目玉となる事案を読み解きます。

第5弾で公開されたのは文書・画像・動画あわせて41件です。国防総省だけでなくFBI、CIA、国務省、大統領府(Executive Office of the President)の資料が含まれ、最も古いものは1950年、最も新しいものは2026年のものです。国防総省は、大統領令に基づく公開を今後も「ローリング方式(rolling basis)」で続けると説明しています。

第1弾から第4弾までの流れは本サイトの特集「米政府のUAP機密解除『PURSUE』まとめ」で整理しています。ここでは第5弾で新たに明らかになった事案のうち、特に反響の大きかった3件を取り上げます。

「今の、見たか?」 バグラム上空を覆った150メートルの三角形

今回もっとも注目を集めたのは、2002年にアフガニスタンのバグラム上空で記録されたとされる巨大な三角形の目撃証言です。元軍パイロットの証言によれば、事案が起きたのは午前4時半ごろ。頭上を通過したのは正三角形に見える巨大な物体で、大きさは約500フィート(約152メートル)、速度は約150ノット(時速約278キロ)、西から東へ移動していたとされます。

この証言で繰り返し引用されているのが、物体そのものが光っていたわけではないという点です。目に見える灯火はなく、音もない。目撃者は「星が黒くなっていくように見えた」と表現しており、物体の存在は空を埋めていた星々が次々と隠れていくことでしか分からなかったことになります。通過後、同乗していた別のパイロットが発した「今の、見たか?(did you see that?)」という一言が、そのまま今回の公開資料を象徴する言葉として各社の見出しに使われました。FBIは目撃証言をもとにした再現図(アーティストレンダリング)を作成しており、今回それも公開されています。

同じパイロットは、2023年以降にも深夜0時から午前3時ごろにかけて奇妙な白い光を複数回見ていると述べています。2023年10月、マサチューセッツからアイルランドへ向かう高度3万7000フィートの飛行中には、それより高い5万フィート付近と思われる位置に光を確認。光は10秒から1分ほどの周期で暗い状態から明るくなり、また消えていくというサイクルを繰り返したとされ、同種の現象を合計10回ほど見たと証言しています。

オマーン湾、ガンシップが記録した約25個の「冷たい光球」

2021年9月、オマーン湾上空で特殊作戦部隊のAC-130Jガンシップが記録したとされる事案も含まれています。資料によると、記録されたUAPは約25件。赤外線センサー上で周囲より温度が低く映る「コールドオーブ(冷たい光球)」の特徴を示し、時速250マイルから1300マイル(約400〜2100キロ)の幅で、編隊を組むように飛行していたとされます。さらに、機関砲の射撃に反応するかのように「積極的に機動した」と報告されている点が、単なる気球や漂流物では説明しづらい要素として注目されています。

このほか、2025年に中東の人口密集地上空で軍用機が撮影した、画面を横切るように高速で通過する物体の映像や、2026年に米西部でFBI特別捜査官が特定の電波を検知し、赤外線映像で2つの「ブラックホット(周囲より低温に映る)」物体が音もなく5〜10分間そろって移動した後に消失したとする報告も公開されています。

「腕時計が25分進んでいた」 FBI聞き取り記録の異例の一節

第5弾でもう一つ話題になったのが、赤い光を目撃した2人へのFBIの聞き取り記録です。2人は夜間、悪天候のなか車で山間部を移動していたところ、午後10時ごろ西側の山の稜線付近に赤い光を発見。その約15分後には6〜10個ほどの赤い光が頭上に現れ、同期するように東から南東へ移動したといいます。うち1つは推定約300メートル急降下したのち消え、別の1つは地上1.8メートルほどの高さまで接近したと証言されています。

そして午前1時、目撃者の一人が身に着けていた機械式腕時計が、携帯電話や車載時計よりも25分進んでいることに気づきました。同行者のデジタル時計は正確だったとされます。この腕時計は約5年間の使用で最大90秒程度のズレしか生じていなかったため、25分という差は異例だというのが証言の趣旨です。

ただし、FBIの文書はあくまで目撃者の証言を記録したものであり、時計の異常とUAP現象との因果関係は確認されていないことが文書内に明記されています。機械式時計は衝撃や磁気で誤差が生じ得るため、この一節をもって「時間が飛んだ」と断じることはできません。日本国内では「25分間のタイムリープ」という表現で紹介されましたが、公開資料そのものにその種の評価は書かれていない点に注意が必要です。

資料公開が続くほど「未解決のまま」が積み上がる

第5弾を通して見えてくるのは、これまでの4回と同じ構図です。センサーや複数の目撃者によって記録された事案が確かに存在する一方で、それらを説明しきるだけのデータが揃っていない。AARO(全領域異常解決室)が年次報告書で「タイムリーで実行可能なセンサーデータの不足が事案の解決を制約している」と指摘したとおり、公開されているのは結論ではなく、結論に至っていないという事実の記録です。

米政府は一連の公開について、地球外の存在との接触を示す証拠は含まれていないという立場を維持しています。それでも第5弾までで公開資料は数百点規模に達し、2026年7月31日付のNDA(秘密保持契約)解除メモによって、情報を持つ現・元職員が証言できる制度も整いつつあります。国防総省は追加公開を続ける方針を示しており、本サイトでも第6弾以降を追っていきます。

編集部注:本記事は米国防総省の公開資料および各社報道をもとに編集部が独自にまとめたものです。個々の事案は目撃証言や記録の内容であり、政府が現象の正体を認定したものではありません。

出典: 米国防総省 war.gov/UFO(CBS News等の報道をもとに編集部まとめ) (本文は同出典の報道内容を編集部が要約したものです)

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