私は約２５年程前に、長崎県の諫早刑務所に服役中でした。第８工場で家具製作の仕上げを、役３０名でやっていました。運動の時間野外のグランドで、看守が見守るなか、ソフトボールや、歩きながらの談話など、各自が過ごしていると、段々と、キラキラ光る物が刑務所の高い壁の向こうから、高さ１００メール位、距離５００メートル位、その時の大きさは、アドバルーン位の大きさに見えましたが、キラキラと言うより、鈍い銀色の横に丸い物体が、ゆっくり近付いて来ました。徐々に、高度を落として、何だあれは、と騒ぎになりました。銀色の物体は、ゆっくり横回転していました。ツルンとして、アドバルーンのような、継ぎ目、ロープの固定する用の物もなく、民家の上を悠然とこちらに向かって、２００メートル位かな、近付いてゆっくり、方向をかえ見えなくなりました。高さ５０メートル位、物体の大きさは５メートル以上の楕円形のシルバー。風船だー。あんな風船なんか有るものか、など、みんなで見てました。ずっと、その状況を見ていた看守は、ついに、警備隊と思われる所に、緊急連絡していました。現在、グランド上空近くに、風船のような、不振な物が、近付いてます。と物体は、方向をかえ去って行ったので、確認の為に連絡を受けた、別の看守が来た頃はすでに上空には、何も異常は無く、運動時間が終わり、整列し、点呼して、グランドをさりました。その後、看守は、私にあれは、何だったのか,と聞いてきました。私は当時、なぜか、服役中に購入出来る書籍でＵＦＯ関係の本を購入して、読んでいました。看守は、当然、その事を知っています。プライバシーなど無い生活ですし、受刑者の性格や今の心情などを把握する為に、一人、一人、の愛読書位はわかっていますので。私に看守が聞いてくると言う事は、看守自体も、アドバルーンのような物では無いと思ったと、私は感じました。私は、あれが、ＵＦＯですよ。と答えました。看守は、ぽかんと、した顔で否定もせず、頷きもせず、慌てて、お前が変な本ばかり読むからだ。と訳のわからない事を言いました。普段、受刑者の手前笑顔は決して見せず、眉間にシワを寄せてる看守のぽかんと一瞬した顔が、不思議な物体を現実に見た人間ならではの表情でした。その看守は普段私達８工場の担当者の看守で強面ですが、良い人でした。これは、事実です。私の出所後、新しい場所に、刑務所は、変わりま