レンデルシャルムの森事件
1980年12月27日午前3時、イギリスのウッドストック空軍基地近くのレンデルシャムの森に正体不明の光体が降下していくのを基地の米軍警備兵が目撃した。3名のパトロール兵が森に向かうと、そこで光り輝く金属製で直径3mの三角形の飛行物体を発見した。物体は赤い光と青い光を発していた。パトロール兵が近づくと飛行物体は姿を消した。
翌日の12月28日、飛行物体が目撃された地点に3つの窪みが発見された。放射能測定を行ったところ、最高0.1ミリレントゲンのベータ/ガンマ量が検出された。
翌日の12月29日には森から「太陽のような光」が目撃された。光は5つの破片に分裂し姿を消した。その直後、空に3つの星のような物体が現れた。飛行物体は青・赤・緑色の光を放ちながら鋭角的に移動した。物体は楕円形から完全な円形に姿を変えた。物体は2〜3時間にわたり観測され、時折地上に光を放射してるようであった。
一連の出来事は、米空軍基地司令官のチャールズ・L・ホルト中佐を含む複数人により目撃された。この事件はホルト中佐により報告書にまとめられた。このホルト文書が1983年にアメリカの情報の自由化法によって公開され、ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙が一面で報じたことにより、初めてこの事件は一般に公になった(紙上では「基地司令官がETと会見した」と報じられた)。
ホルト中佐ら基地の関係者達は、UFOの着陸は公式に認め、宇宙人に関しては否認している。
多数の米兵が目撃した事や公式の報告書が公開されたことから、UFO目撃例の中では比較的信頼性の高い事件とする見方も多い。英国では最も有名なUFO目撃事件となった。